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分かち合うコミュニティの中で結びついていく

STWR
2015年12月3日

資源の所有よりむしろそのアクセスと分かち合いに重点を置くことによって、分かち合いの経済は今までにないほど一般に普及しています。そしてここ何週間かで数多くの記事やイベントによって浮き彫りにされて来たように、さらに政治的、環境的な問題および世界正義の問題を包括するために、現在そのコンセプトが徐々に拡大されている兆候があります。


さらに政治的、環境的な問題および世界正義の問題を包括するために、分かち合いの経済のコンセプトが徐々に拡大されている兆候が多数見られます。ニール・ゴレンフロによるブログポストに要約されたように、先週、この拡大する動向を反映したオンラインShareable magazineへの投稿がいくつかありました:「資源を分かち合うことは、時代遅れの『もっと稼いでもっと消費する』ことよりさらに充実したものであり、分かち合いが貧困や地球温暖化のような問題に取り組むことが出来ると我々は信じる」

分かち合いの経済のためのマイクロファイナンスからの教訓」の中でエイプリル・リンは、貧困から脱出するために小さなローンやクレジットを使った発展途上国の何百万人もの貧しい人々の経験から、どのように分かち合いの経済の提唱者が学んだかということを探っています。マイクロファイナンスが本当に世界の貧困者に利益をもたらしたかどうかということはここでは問題ではありませんでしたが、この記事のテーマは、発展に関する事柄そしてピアツーピア活動や共同消費に分かち合いのコンセプトが、裕福な社会の状況下だけで現在どのように適用されているかを恐らく示しているでしょう。

キャット・ジョンソンによるもうひとつの記事「分かち合うコミュニティの出現は、分かち合いの提唱団体の例として、The Post-Growth InstituteおよびThe School of Commoningを包括することによって、公平な経済モデルの創造に生気を与える分かち合いの可能性を認識しました。ウィリー・オスターウエィルもまた、代替的な発展枠組みを創造するために [ ‘Resources for Building the Solidarity Economy’を参照]、コミュニティの相互援助や共同組合から都市庭園や代替的通貨に至るまでの共通の分かち合いの戦略が、民主的規制および社会正義の原理を通して展開され得るかを探り始めています。

持続可能性のための分かち合い

分かち合い経済についての討論がまた、環境的持続可能性についての討論の中でどのようにさらに際立った立場を取り始めているかを観察することは興味深いことです。例えば、テキサスのオースティンでのSSXW (South By Southwest) Eco conferenceという最近のイベントは、「コミュニティの分かち合いを強調し、所有よりむしろアクセスをアイデアとして」彼らが述べる分かち合いの経済のコンセプトを話し合った、The Story of Stuff Projectの基調講演のプレゼンター、アニー・レナードを持ってpost-event ‘Google Hangout' を催しました。

オンライン・ディスカッション中、分かち合いのための経済的および環境的推進者に - 少なからず、私たちが地球の限界に来ていることをアニーは認めました。しかし、彼女を最も駆り立てるものは、コミュニティおよび人との繋がりへの渇望だと彼女は語りました。「最高の刺激は分かち合い。人はお互いに話すことが大切」だと彼女は言いました。「人はお互いを知り、お互いを信じ、そして人間関係を築くことが大切。そして分かち合いは強いコミュニティを築き、そして強いコミュニティは分かち合いを築く。それは、このポジティブフィードバックサイクルのよう。そして、環境的、経済的、地政学的、感情的、社会的にだけでなく、霊的にさえ - 私たちはコミュニティを最も必要とするところに現在いる。それがなぜ、分かち合いが今激増しているのかと私が思うところ:それは、それひとつで非常に多くのニーズに応じる」

コンファレンスの代表者へのアニー・レナードの基調講演は、現在の経済的取り決めがどのように持続不可能であるかについて話しています。なぜなら、「私たちは過度にモノを生産、使用、破棄し過ぎるから。私たちは生態学的限界に突入している。私たちは地球が補給出来る以上のものを使用し、地球が処理出来る以上のものを捨てている」私たちの「熱狂的消費者文化」の代替策を見つけるための十二分な理解と実用的なノウハウがあることについて彼女は詳細に説明しました。環境保護論者および変革者の最も重要な仕事は、「国民としての筋力」を再び行使するよう人々を鼓舞し、そして懸念という場所から行動という場所へ彼らを移行させることだと彼女は言いました。「私たちは、健全で安全、そして持続可能で公平な社会を築きたいと望んでいる - それを達成するための唯一の方法は、参加することと共に行動すること。

ショッピングを止めるために分かち合う?

11月末には同じようなテーマで Buy Nothing Day(無買デー)を記念しました - Adbusters magazineや世界中のアクティビストによって歓迎されたように、消費主義に抗議するための国際デーです。過剰消費の重要問題を社会が潜考するための日として、1992年以来オーガナイズされたこの毎年恒例のイベントはまた、「商業勢力に乗っ取られる」ことからクリスマスを救済するよう人々を促進するためのBuy Nothing Xmas(クリスマス無買デー)として、Adbustersによって今年は延長されます。彼の常識的な反駁にもかかわらず、CNNのむしろ無反応なインタビュアーによって反対尋問されているAdbustersの共同創始者および編集主任、カレ・ラースンをご覧ください。また、平均的な北アメリカ人と残りの世界の間の消費レベルにおける純然たる不平等さをあからさまに浮き彫りにした、Adbustersのanti-advert for Buy Nothing Day(無買デーのための反宣伝)もご覧ください。

The Church of Stop Shoppingのビリー牧師もまた、感謝祭に続いて「shopture (shoppingとraptureを組み合わせた複合語 - 買い物の狂喜)」が進行し始めると同時に、彼の疲れ知らずのメッセージを記念しました。オーストリア、ロンドン、スロベニア、ミネソタおよびバーニングマンでのThe Stop Shopping Gospelとの夏と秋のツアーの後、35人の発言者から成る彼の一団は、彼らの毎年恒例の感謝祭のショーのためにニューヨークに戻りました。

「子供たちよ、私たちは皆、ショッピングをする罪人である。私たち各人が、ガスや石油、プラスチックやホイルの渦の中を歩き回っている」と最近のブログポストに書いています。「私たちは邪悪な人間ではないが、どういうわけか購買し、破棄し、果糖を吸い取り、そして引き金を引く下層民へと私たちを組織することを消費の主に許した。そうだ、最後の消費の狂喜、The Shoptureが進行中である」

The Church of Stop Shoppingから間も無く出版予定の「世界の終わり」(OR books)というタイトルの新刊本に注目ください。

さらなるリソース:                       

‘The New Materialism: How our relationship with the material world can change for the better' is a book  that was released to coincide with Buy Nothing Day by Andrew Simms and Ruth Potts from the New Economics Foundation. See their six-point manifesto for the new materialism, and their eloquent new pamphlet of the same name.

See also this humorous mock website on 'amazero.com' where you can buy a new and improved Nothing (TM), from Do the Green Thing.

Photo credit: Steve Rhodes, flickr creative commons