プレスリリース:グローバル・シェアリング・デー2012
11月14日水曜日、私たちは世界初のグローバル・シェアリング・デーを迎えます。その日、分かち合いに関連した数多くの活動が行われると同時に、貧困、不平等および気候変動に関係するすべての形態における分かち合いの重要性を伝えましょう。
11月14日水曜日はグローバル・シェアリング・デーです - The People Who Shareの指揮により、147カ国からの160以上のオーガナイゼーションが分かち合いの経済を祝います。
何千年もの間、コミュニティや家族内で実践されて来た分かち合いの行為は、人間の精神の中に深く埋め込まれています。そして、分かち合いが今一度興奮をもたらしていますが、経済を組織化し、貧困に取り組み、そして気候変動に対応する方法において、このシンプルな人間の振る舞いを実行することの莫大な恩恵を考慮するとそれはもっともなことでしょう。
グローバル・シェアリング・デーの一環として、物資、サービス、時間、知識および技術を世界中の人々が、より幅広いコミュニティと同時に分かち合う初の機会をGreatest Share on Earthが提供します。車やオフィス空間からドリルや服に至るまで - 私たちが所有し殆ど使用しないものを分かち合い再分配することは、人々が物資や資源を消費する速度を著しく削減し、より環境的に持続可能な経済システムへの道を整えることが出来ます。
これらの地域的分かち合いの行為はコストを削減するだけでなく、グローバル・レベルで国々がどのように資源を管理すべきかという重要な例をも提供します。地球が持続的に生産出来るより50%余分に資源を消費しているこの世界で、未来世代のために環境を保護するかたわら、さらに公平に人々の利益となるよう世界の天然資源を分かち合うための新モデルを国々は見つけねばなりません。
最近のシェア・ザ・ワールズ・リゾースィズ(STWR)の報告書に概説されるように、分かち合い経済は、共同消費の新形態を中心とする単なる局地現象ではありません。大部分が認識されていないながらも、福祉制度および公共サービス提供のシステムは恐らく、これまでに確立された中で最も重要な分かち合いの経済の表れでしょう。漸進的課税および再分配のプロセスを通して、社会全体の利益のために国家の財源の一部を私たちは分かち合います。緊縮財政そして上昇するレベルの貧困および不平等の時代において国家的分かち合いがこれ以上弱体化でなく拡大されるべきことを、このグローバル・シェアリング・デーに認識することは不可欠です。
同様に重要なことは、グローバルな非常事態としか言いようのない危機に取り組むことを促進する目的で、グローバルな分かち合いの経済を強化するためにさらに多くがなされねばなりません。日々、4万人もの人々が回避可能な貧困関係の原因から死んでおり、さらに何百万人もが食糧、水、十分な救護施設および医療という基本的ニーズを剥奪されています。同時に、緊縮財政は既存の不平等を広げ、世界中の国々で何百万人という人々に不必要な苦難をもたらしています。STWRの報告書「グローバルな分かち合い経済に融資する」に詳細が述べられているように、生命を脅かす極貧を防止し、緊縮財政政策を撤廃し、気候変動の人間への被害を緩和するために、国際コミュニティは2兆8千億ドル以上を至急動員出来るのです。
もし私たちが、不必要な剥奪や貧困に関係した死のない持続可能な世界での生活を目指すなら、ひいては分かち合いの経済の全形態を強化する必要があります。グローバル・シェアリング・デーは、世界中で分かち合いおよび再分配のシステムを拡大することへの高まる要求にスポットライトを浴びせる重要な機会なのです。
メディア・コンタクト:
分かち合いの経済におけるシェア・ザ・ワールズ・リゾースィズ(STWR)の展望に関する問い合わせは下記までお願いします:
Email: Hodaka@sharing.org
Phone: +44 (0) 20 7609 3034