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国連人道機関 記録的な資金不足に直面

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2022年8月17日

国連人道問題調整事務所(OCHA)のスポークスパーソンによると、国連の人道支援プロジェクトは今年、記録的な資金不足に直面しています。世界的なニーズがドナーの約束をしのぐと同時に、必要な487億ドルの3分の1しか確保されていません。

ウクライナでの戦争やアフリカの角での干ばつなどを含んだ武力紛争や気候変動が、コミュニティ全体の生活を脅かす「巨大危機」の主な要因として浮上しているため、世界中で約2億400万人を支援するために資金が必要です。

OCHAのスポークスパーソンであるJens Laerke氏は、メディアブリーフィングで、「すでに今年後半に入っているが、資金不足は336億ドルに達し、これまでで最大の資金不足だ」と述べました。

「世界のニーズは、ドナーからの資金提供よりもはるかに急速に高まっている」と彼は付け加えました。

これまでのところ、152億ドルが集められていますが、人道的ニーズが急増している年にもかかわらず、これもまた記録であるとLaerke氏は述べています。

OCHAのウェブサイトによると、米国は80億ドルをわずかに上回る最大のドナーであり、世界食糧計画は最大の受益者でした。

必要とされる500億ドル(よりやや少ない額)には、コンゴ民主共和国/シリア年次人道支援対応計画、ウクライナ・フラッシュアピール、アフガニスタンの難民のための地域アピールなど、国連が調整した世界中のすべてのアピールが含まれます。

この資金はすべての国連人道機関と一部のNGOを対象としていますが、国際赤十字・赤新月社連盟とICRCからのアピールはカバーされていません。彼らは独立したアピールのプロセスを持っているからだ、とLaerke氏は言いました。


Original source: Reuters

Image credit: Mulugeta Ayene, UNICEF

Filed under: 
貧困と飢餓