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教皇フランシスコの祈りの意向:地球の資源が略奪されず、公正にかつ敬意を払って分かち合われるように

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2020年9月22日

SEPTEMBER: RESPECT FOR THE PLANET’S RESOURCES

私たちが世界の資源を分かち合い尊重するとき、各国が恩恵を受けると Catholic Outlookにアンドリュー・ハミルトン神父は説明しています。


教皇フランシスコはコロナウイルスが広がる前に、2020年の毎月の意向を発表しました。しかし、彼の就任当初からの環境への懸念を総括した9月の意向は、彼の回勅「ラウダート・シ」に非常に力強く表されており、現在コロナウイルスと共存している私たちにとってこれ以上適切であり得ません。ウイルスがどれほど速く広がり、その結果がどれほど壊滅的であるかを目撃してから、私たちは今、人間の生活がいかに危険な状況にあるかを知っています。感染の小さな波でさえ、健康と私たちの経済の健全性を大いに脅かす可能性があることから、希望は当然ワクチンの発見に向けられています。

世界中で、莫大なリソースが研究と開発に投入されています。ここまでは良いのですが、私たち全員が直面している問題は、いったんワクチンが開発されたなら、それが世界全体で自由に利用できるようになるのか、それを最も必要とする貧しい国々に手の届かない価格に設定されるのか、それとも自国民のために富裕国に溜め込まれた後初めて他国に少しづつとどき始めるのかということです。私たちは教皇フランシスコと共に、それが「公正かつ敬意を持って」分かち合われることを願っています。

しかし、かつてコロナウイルスの治療に役立つと考えられていたすべての利用可能な医薬品を富裕国が買い占めたやり方も私たちは知っています。これは、自国を最優先し、都合の良い場合にのみ助けるべきライバルとして他国を見なす政策と一致しています。

すべての問題について、教皇フランシスは常に、人々と国家が行動するやり方において明らかにされるより大きな態度と、彼らが下す決定の世界への影響を指摘します。他者、特に貧しい人々に害を与えることにより私たち自身の利益を追求するなら、私たちの行動は利己的なだけでなく、世界の健康が依存する繊細な関係をも害します。コロナウイルスの場合、私たち一人一人への普遍的な脅威としてそれに対処しない限り、私たち全員が、それに対して脆弱です。それがどの国でも社会のどのようなグループにおいても抑制されないなら、それは社会全体および世界全体を脅かすでしょう。

国家の福祉とも相互に関連しているため、発展途上国の脆弱な経済へのウイルスによって引き起こされる被害は、大規模な貧困と飢餓に反映され、これが今度は環境の破壊にもつながります。結果として生じる気候変動の深刻さの増大は、世界中の人々に影響を及ぼすでしょう。私たちが世界資源を分かち合い尊重するとき、コロナウイルスに対するオーストラリアの対応で見たように、それはすべての国の利益となるでしょう。そこでは、私たちが個々の利益は脇に置いて、それが強いる制限を共有することで、私たち皆に利益をもたらしています。

彼の意向に、教皇フランシスコは、以下の活動を通じて、個人が世界資源から利益を得るために行っている明白な略奪を念頭に留めていました: 森林破壊;河川や魚の繁殖地を汚染し、コミュニティを毒する採掘;最小限の経済的利益のために古代の人々の伝統を破壊する土地の野蛮な搾取;河川システムを存続させるために必要な水の略奪;輸送、暖房、電力の持続的な使用のための石炭と石油の促進。これらすべては、少数の人々に短期的な利益をもたらすために、生存可能な人間の世界を長期にわたって損失させます。彼らは正義と敬意を持ちません。

私たちは利己的な企業や国家に直面して無力に感じるかもしれませんが、教皇フランシスコは私たちの祈りが重要であることを思い出させてくれます。それは私たちに世界のニーズに注意を向けさせ、世界への祈りの中でイエスと一緒に、私たちの国のやり取りに対して正義と敬意を主張するために取れる小さな行動に勇気を与えてくれます。


アンドリュー・ハミルトン神父は、Jesuit CommunicationsとJesuit Social Servicesのために書いています。

Original source: Catholic Outlook

Image credit: Pop's Worldwide Prayer Network, YouTube