グローバルな分かち合いの重要性についての公的討論がまだ初期段階にあるにもかかわらず、政治的、経済的問題との関連で古来からの分かち合いのコンセプトはますます話し合われています。しかし、それが変わりつつある多くの兆候があります - そしてなぜ私たち皆が、この出現するディベートに参加すべきなのかという多くの理由があるのです。
STWRでは特に、貧困、不平等および環境問題との関係から分かち合いの重要性に注目を集める目的で、分かち合いの周りに出現する討論に活気と影響を与えるために取り組んでいます。政治や経済に関連した分かち合いについての話題の拡大する固有の動向にもかかわらず、特に国内および国家間での財源のより公平な分配をどのように達成し、不平等に取り組むかについての大規模な公衆の討論において、古来からの分かち合いのコンセプトに注意を向けることはいまだ殆どありません。
これがなぜ、現代世界に存在する全国レベルの最も進んだ分かち合いの形態だろうと私たちが議論する、社会福祉および公共サービスの現代提供システムを包括するために、STWRの最近の報告書の中で既存の分かち合いの経済の概念を拡大したのかという理由です。またこれがなぜ、世界の最も差し迫った相互関連する危機の解決策の探求において分かち合いの原理がどのように不可欠であるかということの理解を簡単な言葉によって促進するのに役立つコンセプトとして、「グローバルな分かち合いの経済」の考えを私たちが報告書の中で紹介したのかという理由です。
しかしなぜ、これらすべての難しい国際的政治経済問題との関連から分かち合いについて話すことが重要なのでしょうか。社会レベルでの分かち合いの実践は、過ぎ去った時代の失敗した経済的実験の恩義を受けているのではないでしょうか。それともそれは、大衆民主主義および包括的協力の枠組み内で例えまだ分かち合いの原理がグローバル基盤で適応されていなくとも、「主義」や政治的イデオロギーとはまったく無関係の自然の経済法則なのでしょうか。もし分かち合いが人類の将来の生存にそのように不可欠なら、なぜ皆がそれについて話していないのでしょうか?
それが問題なのです。恐らく今が、グローバルな分かち合いについて私たち全員が話し合っているべき時なのです。
さらなるリソース:
なぜ私たちが世界規模の分かち合いについて話し合っているべきなのかということ
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